2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

まだ何も終わってない まだ何も始まっていない それがなんなのか判らなかったまだ何も終わってない まだ何も始まっていない それでも両手が塞がっていた外では誰か 傘をさして 現実に押されて 歩いている 別にそんなことで 絶望はしない ただ、静かで 眠くな…

自分にたいする他人の感情を疑ってはいけない。信じてもいけない。 疑っているときりがなくなるし、信じていると失ってしまう。 真実なんてどこにもない。生きる意味なんて知るわけがない。 そんな傷なら誰だって持ってる。確認しないだけで、誰だって知って…

僕の虚像

半年前から鏡に僕が映らない。 息をひそめるように静かな、部屋の片隅に置かれている三面鏡は暗澹と、いっさいの歪みがなくたたずまっていた。向き合った僕は、自分が誰にも見えていないいつもどおりの違和感を覚えた。はじめから誰もいない部屋だから、それ…

ドライアイ

ヒトの発信するハローは、ヒトのために発信されるわけじゃないからヒトを幸福にしない。 歩くを意識すると僕はもう歩けない。 涙を流すことで自分の立場が何か変わるわけはない。 誰も僕を見ないから振り返らない。 静かに灯る信号が眠気とぐるになって孤立…

剥がれない声

くだらない理由の くだらない僕が 血も涙もないから 温度もなくて くだらない君の くだらない嘘は 半透明の僕より くだらないから 温度はないけど 話はある アイ ラブ ユー とか 不安定だから どうでもいい。 理由や意味や価値もない 信じていいと 言えるな…

Oh, my god!

生れついて欲望と消費期限を背負う僕らの、死に場所にならない高層ビル街が、色んな理由や罪を新たに背負いながら、取り留めもなく壊れはじめて居る。

幾ら少女が涙を流したって、全力で愛して貰うために必要なのはエピソードのある傷で、涙だけでは実は身体だけしか愛して貰えないんです。物静かな男の絶頂を前に滅ぶのは女の純情ばかりで、何度も何度も犯されてようやく傷が出来上がる。ただ、触りたいとい…

死に場所にならない海の残骸を、僕は片肺で飛んだんだ

覇気のない空が捩切れてる。 四方八方が塞がってる。空っぽの部屋で蹲る。 自分のせいだと思っている。思想は丈夫じゃなくなってゆく。 模倣は上手じゃなくたって佳い。足元は薄氷のように壊れている。 溢れ出る吐き気と血を堪えている。仔猫の親が幼稚な玩…

着信

白くかなしい指が 僕の腕に縋り付く ような夢を ゆっくり たやすく ぶっ壊す エキストラ ねえ、痛んでる? 僕はどうして繰り返す 黒くつめたい空が 僕の頭上に落ちる ような声を しっとり せつなく 掻き消す エキストラ 僕はなにかを話しかける 僕から言葉が…