バッドナイト

昼の子たちが
錆びたブランコを
ゆらす音がした
笑い声さえ
うるさくなりだして
窓を閉ざしてた

息を吐いたり
吸ったりしたけれど
誰もいないから
今がどんなに
きれいだとしても
何も感じない

幸せも君も
いったいどこへ行ったの?
脆弱な僕は
ぼやける明日が
怖くてしかたないよ
ねえ
目が覚めるまでそばにいて
ふたりをつなぐ
理由なんてないけど
そう思ってた

いつも通りに
風のない日々が
過ぎていくだけ
もういい加減
自分と話すのも
疲れてきたんだ

死ねない病気が
ずっと続いていくから
脆弱な僕を
抱きしめる夜が
苦しくてたまらない
ねえ
夏が死ぬまでそばにいて
ふたりを埋める
言葉なんてないけど
そう思ってた
ねえ
目が覚めるまでそばにいて
ふたりをつなぐ
理由なんてないけど
そう思ってた