二月

 
誰かが死んだ冬

祝福されながら

あなたは生まれた



閉ざされた窓

不確かな息

箱のような場所で


同じ数だけのキャンドルを燈して

「優しくされたいな」

あどけなく笑った





雪が降っていた

外には出なかった

雪が降っていた

温もりを求めた





凍えてしまう冬

祝福されないで

誰が死んでいた?



かすかな光

換えない空気

夢のような部屋で


頼りなく揺れるキャンドルを吹き消して

「優しくなれないな」

中学で気付いた でも





雪が降っていた

外には出なかった

雪が降っていた

温もりを求めた

雪が降っていた

誰かが死んでいた

雪が降っていた

外には出なかった









 

来年如月

なんだか初ライブ決まったらしいです。詳細は後ほど
と言ってもだいぶん先の話だし不確定だが

どうでもいいけど学祭って何をやらせても所詮は内輪であまりにくだらなかった。連絡すら来ないのはいちばん悪いとおもう。





渇ききって

彼女は死んだ





♪FADE TO BLACK/ART-SCHOOL


 

見捨てられた少年

路肩に止まったパトロールカーの扉を叩いて、あなたの守る街の秩序ってなんなんだって言うことは出来ても、僕の信念を、人間死んだ方がいい、その言葉を面と向かって、親に言うことは出来ない。
言っても通らないと分かっている。
繋がりのすべてを捨てるなんて出来るわけない。血の繋がりも。心の繋がりも。時おり、身体の繋がり。なんの意味もなく、不安定に揺れながら、それはまだあった。そこにも、ここにも。
繋がりとはつまり、なにかを許せて、なにかが許せなくなることじゃないのか。たとえば僕があなたを大切と言えても、愛しているとは言いたくない。刹那的な繋がりを解りたくないから。たまに言いたい。くだらなくて刹那的な感情はあるのに。
本当のことを言えば大切なんて言わなくていい、「君は特別」それだけで佳い。たったそれだけ。そこにあるだけ。






ぼくのこきゅう
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きみとぼくのこわれたけしき
http://m-pe.tv/u/page.php?uid=firstnorth&id=1

天使の指先

 





世界の終わりは何処にもないから


誰も永遠なんて望んでいないから


いまが幸せと感じられるなら


言葉にする必要は何処にもなかった




心の隙間は埋まらないから


希望はいつも壊れてしまうから


ずっと先のことは考えないままで


空を見上げて






目の前の嘘


真実


触れ合えない二人の心


いつも辿り着けず立ち尽くしていた






伝えたいことは何もないから


指先が触れていればそれでいいから


いまが幸せと感じられるから


笑いもしないで









揃えられた靴


足跡


僕らを埋め尽くす雪


まだ分からない事ばかり考えていた


子供のような素直さと体温


伸ばした手で


いつも本当のことを


描けたなら










 

雑草を踏みにじるような足跡

「何か叶ったことってあったっけ」
NO.
何も叶わないのは世界が狂っているからだ。
誰がこんな世界を戻すんだ?
錆色の部屋を抜け出して月明かりを避ける。
もう飽きてしまったこと。
元通りが分からなかったら壊すのか?
きっと元から狂っていたに決まっている世界。
自由と不可視のせいにして。
拳銃を撃ち抜くような匂いと染みが胸に残ってる。
それだけがあったから、僕は生きてるはずだった。
もう不幸だけが欲しい。
僕という病。
僕にはなにもないんだ。
最初からなかったかもしれない。
未来を国語辞典で調べても、なにかが見えてくることはないって話。
ごく簡単に人は死なないけど、ごくありふれて人は死ぬなんて矛盾してる。
死にたい理由はいくらでも増えるけど、生きてる意味は最初からあるわけない。
いつも夢みたいに漂ってる。
人という病。
時計の針が時を流しているわけじゃない。
思春期特有の歪みのように、いつもより多い二酸化炭素を吐き出す。
そして何が変わった?
「なあ、約束は守ったのになあ…」
嘘で出来たマイナス思考が脆いガラスの盾を作る。形だけ。
映画のワンシーンみたいな言葉は剥がれなくて、どうして感情が剥がれてしまう。
所詮人間なんて渡り合うものだろ?
濡れた砂。
結局傷つくことが怖いだけ。
笑顔と自分を守る服たちだけを見繕う。
すべてがテープで繋げただけの残骸。
きっとどこにも続かない。
C U

夢の失踪

浅い眠りを
楽な暮らしを
繰り返した痕のようだ
鋼鉄の匂いがする


ランプも消して
無音にして
ただ蹲っていたんだ
いつまでも逃げ場はない


弱者になりすました正当化を
始めたら
周りが見えなくなっているんだ
もう矛盾しかしない


協調性や
家族会議も
放棄していた罰のようだ
マイナス思考で呻いてる


けだるい朝の感情を
安っぽい感傷に変えてきた
聞こえない


儚い冬の残骸を
がらくたの掃きだめに捨ててきた
もうしない


けだるい朝の感情を
ずっと望んでいた暮らしを
息を


弱者になりすました正当化を
始めたら
周りが見えなくなっているんだ
ただ甘えでしかない


理想も現実も落とした

まだ何も終わってない
まだ何も始まっていない
それがなんなのか判らなかった

まだ何も終わってない
まだ何も始まっていない
それでも両手が塞がっていた

外では誰か
傘をさして
現実に押されて
歩いている
別にそんなことで
絶望はしない
ただ、静かで
眠くなってしまっただけなんだ

吹き込んでくる
風が濡れていた
未来が見えなくて
思い出せない

まだ何も終わってない
まだ何も始まっていない
何かを落としてきたのに気づいた

まだ何も終わってない
まだ何も思いつかない
それ以上の期待はしなかった

洗濯物を
台なしにする
無音にまぎれて
煙を吐いた
夢を探して
歩く気になれない
夢は夢だから

雨があがったら
たいていのことは
美しく見える
時間が解決してくれる
手を繋ぐ
露が光るように
落ちる

通り過ぎていく
街が泣いていた
自由が消えなくて
思い出せない
堕落しそうで
触れられたい心が
ふれてしまいたい心が
満足するのか
まだ判らない
まだ判らない