夢の失踪

浅い眠りを
楽な暮らしを
繰り返した痕のようだ
鋼鉄の匂いがする


ランプも消して
無音にして
ただ蹲っていたんだ
いつまでも逃げ場はない


弱者になりすました正当化を
始めたら
周りが見えなくなっているんだ
もう矛盾しかしない


協調性や
家族会議も
放棄していた罰のようだ
マイナス思考で呻いてる


けだるい朝の感情を
安っぽい感傷に変えてきた
聞こえない


儚い冬の残骸を
がらくたの掃きだめに捨ててきた
もうしない


けだるい朝の感情を
ずっと望んでいた暮らしを
息を


弱者になりすました正当化を
始めたら
周りが見えなくなっているんだ
ただ甘えでしかない


理想も現実も落とした