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生まれたことに
意味があるって
なんで簡単に言えたんだ?

きれいな心 小さな夢 その存在を信じていた
いずれはそれを踏み付けて
ヒトになるのに

黒い髪の綺麗な少女
刻まれていく顔の傷

「余計なことをした?」
誰かを信じたのが余計だった
「生まれちゃまずかった?」
感情がなければ平気だった

いまをこうして生きてるだって
なんて簡単に言えたんだ

自分ひとりで
どうにかできることじゃない
この存在も
痛くないなら
明日にだって消えてしまって構わない

呼吸 労働 明日の準備
闇夜 欠落 その色も

「余計なことをした?」
ひとを信じたいのが余計だった
「生まれちゃまずかった?」
ひとりぼっちのままなら平気だった
平気だった 平気だった

生きてることも
死んでいくことも
悲しいなんて
どうでもいい